VARNA-The Another Words- 10月公演
ストーリー

アーク海峡南西1200kmに位置する海洋都市「ウェルリンク」。
そこには海峡を越える為に世界中の飛行艇が集まる。
この海域に存在した孤島を中心に埋め立てられた海洋都市である。
世界を繋ぐ為の漁船と飛行艇の為の港であり、今年で開港400年になる。
蒼穹の彼方にある、穏やかな時間が流れる海洋都市。
そこには狂気に満ちた秘密があった。
この島を周回するトンビの鳴き声、耳を澄ますとその声の中に
「人間の悲鳴」が混じって聞こえる。あまりにもか細く一瞬で消えてしまい、
住人観光客達も気がつかぬ程である。
死を失った者が、死を取り戻す為に・・・。
今朝も、高台の上にあるあの屋敷の屋上から「悲鳴」が聞こえた。
・・・「錬金術師」と「少女」の住む屋敷から。
800年以上続く錬金術師の家系、第12代目「コバルト・ダーウィ」は
錬金術を「完成させた」と言われている「天才」。しかし、彼の目的は
錬金術の本質「物質を構成する精」を取り出す事。
「生命の根源(エリクシール)」を研究し「不老不死となった恋人」を殺す事。
それは悲劇の出来事だった。彼の父親、先代の錬金術師が偶然に
生み出した「秘薬」を飲み、コバルトの恋人は不老不死となってしまう。
宇宙の因果律からも見放された彼女を救う為、コバルトはあらゆる方法を
探し続ける。毒物を飲ませ、体を焼き、溶解させた。それでも彼女は再生し、
永遠に命を保ち続ける。それは悪夢のような現実、白昼夢のような日々。
コバルト「僕が欲しいのは「神」をも殺せる「毒薬」なんだ」
不老不死の恋人を殺す為に、コバルトは死の精製を開始する。研究の為に
膨大な資金が必要だった。そこでコバルトは「死」を売買する事に荷担する。
彼の元にやってきたのは、戦争を滅ぼす為に組織された軍隊「ゼノン」。
研究資金提供の見返りとしてコバルトは
ある契約を交わす事になる・・・。
全ては彼女の為に、そしてこの悪夢を終わらせる為に。

